こどもの読書力・読解力をつける4つの方法【就学前】
「本読みがいいのは知っているけど、どう教えればいい?」
「こどもに文字をいつおしえればいい?」
子育てには成長するにつれ悩みが変化していきます。
赤ちゃんの時は発語・歩行だったり、
乳児期は食べ物の好き嫌いや、身長体重などでしょうか。
成長の悩みに加え、大きくなってくると勉強もその悩みのひとつになってきます。
元気にすくすく成長してくれている、それだけでよかったはずなのに不思議ですよね。
早期教育、ということばも定着してきましたね。
1才で文字を教えたり、小学生の勉強内容を幼児期に行ったり、そういった先取り教育です。
先取り教育については賛否両論あります。
それはそれぞれにとって考えは異なりますし、考えて教育していただければ、それがベストです。
大事なのはご自身のお子さんをどうやって育てていくのか、を自分自身で考えることです。
周りに流されず判断することが大事です。
だって自分の子供なんですからね、そこは手を抜かずにきちんとやりましょう!
さてさて、じゃあ判断されるときに何を参考にすればいいのか。
身の回りの人、先輩ママさん等、いいですよね。
体験談も大事です。
と同時に気にしていただきたいのが、やはり有名な教授や大学研究で出ている著書です。
研究ということは複数名のターゲットがいるわけです。
教育はひとぞれぞれ違いますが、統計学をもって発表しているので信頼できるのが著書だからです。
今回はいろいろな著書でよく見かける、「読書力のつけ方についての早期教育」についての考えをお伝えしていきます。
なぜかって?
そりゃ、読書力が高いとすべての勉強において有利になるからです。
小学校入学時の読書力が勉強への態度を決定する
「文字を何才までに教えればいいの」
↓
「小学校1年生になるまで」
です。断言します。
文字を覚えても、すぐにストレスなく読めるようにはなりません。
最低でも1年かかります。
そうなると、逆算して遅くても5才から文字教育をはじめましょう。
女の子はわりと周りにつられて自分から文字を読みたい!って言ってくる子が多いようです。
そんなことを言うようになったらそこがチャンス!
幼稚園・保育園でも文字を教えているところは珍しくないですし、親が教えなくてもいつのまにか覚えていた、なんて話も聞きます。
幼児時代とは違って小学1年生というのは、人生初めて「勉強ができる・苦手」という評価をされます。
そしてこども自身が他の子とくらべて、勉強ができるかできないか、認識します。
みんながわからないことを自分がわかる、と気付いた時に、
「自分はお勉強ができるんだ」
と感じます。
さて、自分が勉強ができる子と認識した子たちはどうなると思います?
はい、「自分から勉強をする子」になるのです。
一度勉強ができるポジションをとった手前、今さら勉強ができなくなるわけにはいきません。
だから、人一倍頑張るし授業もよく聞きます。
本好きにそだてる
↓
勉強ができる
↓
負けられないから頑張る
↓
もっとできるようになる
という、なんともプラスのスパイラルに入ることができるんです。
逆にですよ、文字をあまり理解せず入学した場合。
文字読めない
↓
みんなは読める(最近は字を読める前提で入学している子が多いため)
↓
自分はわからない
↓
教科書に書いてあることわからない。勉強きらい…
と苦手意識を持ってしまいます。
とはいえ、自分はわからないから一生懸命勉強しよう!で頑張る子も大勢います。
小学校入るまで字が読めない子ももちろんいて、勉強好きになる子もいます。
ここでお話ししているのは統計論ですので、そこはご承知くださいね。
環境づくりを考えて、文字を教え始めよう
文字をいつから教えればいいのかは就学前5才頃からですが、ここで注意。
無理やり教えても嫌がるだけでまったく意味ないです。
じゃあ、いつ?
「絵本に興味をもったとき」が最適です。
平均でみると3才くらいだそうで、この時期のこどもに文字を教えるときは「遊び」でなければなりません。
机に座らせて、ザ・お勉強、みたくなるのは好ましくないです。
自然にそして生活の一部に、遊びのように教えるには環境作りです。
◆ひらがなチャートをこどもの目の高さに貼る
◆文字ブロック、文字カード、文字マグネット等、文字おもちゃ
◆文字に関する絵本を読む
◆こどもの持ち物に名前を書いてあげる
文字を身近にすることと、知りたい気持ちをくすぐることが大事です。
自分の名前がわかるとそれを書きたがったり、ママやパパの名前も知りたくなってきます。
興味をしめしてきたら文字を教えてあげましょう。
「あ」から順番じゃなくていいんです。
気になる文字を覚えていくと、自然に50音覚えられるようになります。
あかちゃんのうちから図書館に通うことをおススメします。
絵本に興味が出ますし、文字への抵抗感もなくなりますよ。
文字読みを教えるのはゲーム感覚で
環境を整えたら今度は実践です。
名前がいちばん身近でおぼえやすいです。
家族全員の名前をまずはおしえてあげましょう。
ひらがなかるた、なんかも効果的ですよ。
上手にとれたら「すごい!」と大げさに褒めてあげるとどんどんやりたがります。
お風呂の鏡で文字を書いて、
「これなんて読むか知ってる?」
と聞いたり、
外の看板なんかも一緒に読んであげましょう。
あっという間に覚えてしまいますよ。
◆絶対に強制はしないこと!
◆文字あそびはママと遊ぶ楽しい時間
◆嫌がったときはあっさりやめましょう
50音を覚えたら短い絵本を読ませよう
50音を覚えるとこどもは簡単な本が読めるようになります。
そうなったらひらがなだけの短い絵本を読ませましょう。
最初は上手に読めないですし、1行読むのにすごく時間もかかります。
でも必ずヨコで一緒に聞いてあげてくださいね。
無事読み終えたら、
「上手に読めたね!またママにお話し聞かせてくれるかな?」
と伝えてください。
こどもは大喜びで「いいよ!」というでしょう。
最初に自分で読む本の選び方
こどもがひとりでスラスラと読めるようになってきたら、本好きまであともう一歩です。
◆0~3才の頃に読み聞かせしていた本
◆赤ちゃんの時に好きだった本
◆何度も読んで、と持ってきた本
短い本を読めるようになったら、上に当てはまる条件で絵本をススメてみましょう。
コツは優しい慣れ親しんだ本、にすることです。
くれぐれも難しい本を与えないでください。
私の経験ですが、ある程度絵本が読めるようになって、難しめの本をススメても興味を示しません。
興味をしめしたとしても、絵だけです。文字は読もうとしませんでした。
絵だけでも想像したりして楽しそうでしたが、字がわかるようになったらせっかくなので文字を読ませてください。
息子は5才の頃に買い与えた絵本を、7才の今お気に入りで読んでいます。
5才の頃はまったく読みませんでした。ちょっと文字が多い絵本です。
https://lifehackerblog.com/picturebook-reading
こちらでも簡単な絵本を案内しているので、よろしければご覧くださいね。
まとめ こどもの読解力をつけるには。
こどもの読解力をつけるには本を読むことが重要、です。
本を読むためには、小学校前に文字を習得して簡単な読書をする習慣をつけましょう。
そうれば学校に入った時、苦手意識がなくなり自信のある子になります。
ただ無理やり、ザ・お勉強みたく文字を教えるのではなく、ゲーム感覚で自然に学ばせましょう。
文字が読めたら短い本やお気に入りの本からはじめ、上手によめたらおもいっきり褒めちぎる!を繰り返すだけです。
ふと気が付くと本を読んでいる子になりますし、読解力も不思議とついています。
幼い子にとって絵本は本好きにするきっかけです。
かといって、読み聞かせは大きくなっても継続してくださいね。
我が家は小学2年生の息子にもまだまだ絵本の読み聞かせはしていますよ。
自分で読むことも大事ですが、人に読んでもらって内容を入れることもまだ大事なんです。
あと、あなた自身もなにか本を読むことをおススメします。
親が本を読むことが日常、とこどもが理解するとマネしてくれます。
絵本を読むことにメリットはたくさんあっても、デメリットは絶対ないです。
ぜひ取り組んでみてくださいね(^_-)-☆