そろばんを習い事としておススメする5つの理由
こんにちは、さかなです(@bloglifehacker)
こどもの習い事って昔と違って種類が増えましたよね!
最近で言うと、プログラミング、ロボット教室というIT系の塾が増えました。
昔からあったけど、ちょっとマイナーな習い事、たとえば英語なんかは30年前にはそれほど有名な習い事ではなかったです。
ダンスなんかもそうですよね。
今ではやっている子本当に多いです。
メジャーどこで言うと、運動系はスイミング、サッカー、体操教室、バレエでしょうか。文化系だとピアノなどの楽器、お勉強系だと公文でしょうか。
今も根強い人気です。
さて、今日のテーマの「そろばん」ですが、どういうイメージありますか?
おそらく、「昔の習い事」というイメージを持つ方が多いのではないでしょうか?
私自身はそろばんは習っていませんし、できません。
小学1年生になってから息子が習っています。
習わせてみてのメリット・デメリットをお話ししていきます。
正直にいって、そろばんは習わせてよかった!!と個人的に思っています。
「古臭くてこの時代にそぐわないよね~」って思うアンチの方、
「そろばんの習い事ってどうなの?」って検討している方、
そろばんはメリットがたくさんあるので、ちょっと読んでみてください。
ただ、メリットだけでは比較しようにも微妙かとおもいますので、デメリットもきちんとお話していきます。
お好きな箇所から読み始めてください♪
「習い事あるある」として、辞めたいときの対処法はこちらにまとめてます。
計算力がつく
「計算力がつく」っていうのは、もういわずもがな、でしょうか。
その通り、計算力がつきます。
そろばんって、みとり算(足し算+引き算)・掛け算・割り算だけ、なんです。
単純に言ってしまうと。
ただ、桁数大きくなったり、小数点が出てくるので簡単かといったら級が上がればものすごく難しくなります。
小学生になると算数がはじまります。
「2の仲間は8」「4の仲間は6」といったように、合計10になる仲間を最初に覚えさせます。そろばんも最初はそこからスタートします。
あとは学校の授業も、そろばんも、反復練習のみ。です。
そろばんの比較としてよく聞くのが公文ですね。
公文も同じ問題をひたすら量をこなさせます。
量をこなしていくと、早さも身についてきます。
自然に計算力が高くなります。暗算も自然と早くなりますよ!
集中力がつく
これはね、ほんとに実感しました!
こどもの集中力って思ったより短いのしってますか?
よく言われているのがこどもの推奨勉強時間が「学年×10分」なんですって。
これくらいが集中をできる時間なんだとか。
これ知った時、「みじかっ!」って私は思っちゃいました。
6年生でも1時間なのか!って。
勉強をたくさんさせたい!成績よくさせたい!
という理由で集中力をつけたい方もいらっしゃると思います。
勉強させたい⇒集中力をつける、という図ではなく、
集中力をつけることで、メリットって本当に多いんです。
勉強するというのは、その延長線上です。
さて、そろばんの集中力をつける理由はなにか。
◆時間を計ってさせる
◆静かな教室環境
◆集中していないとボロボロに結果がなる
◆級が上がると級のシールや賞状がもらえる
がモチベーションを上げ、集中力をたかめている理由です。
時間を計ってさせる
そろばんって、それぞれの進級テストで制限時間があります。
そろばんの珠をはじき間違ってしまうと、結構時間をロスしてしまいます。
なので、間違えないように正確に球をはじく必要があります。
時間を計っているというプレッシャーと闘いながら、集中する必要があるわけです。
あなたも経験ありませんか?
時間を計られる中で課題をこなしたこと。
勉強面でも運動面でもタイムを意識すると、自ずと集中するものです。
静かな教室環境
大人になると静かなところと、人の話し声が聞こえたり雑音があるところと、集中できる環境は人によって違うと思います。
対して子どもはどうか。
静かな方が集中力が高いです。
静かと言っても、ひとりでポツンと静かな部屋にいる環境、ではないです。
「みんながいて静かな部屋」
この環境は最強なのでは、と個人的に感じます。
他の子が集中してやっていると自身も集中できるのです。
そろばん教室は本当に静かな環境で行われています。
聞こえるのは珠をはじく音くらいでしょうか。
図書館や塾の自習室も同じように「みんながいて静かな部屋」ですよね。
あの人もやっているから私も頑張ろう、という気持ちにもなります。
級が上がると級のシールや賞状がもらえる
教室によって変わりますが、級が上がるとそろばんに貼れる級のシールと賞状がもらえます。
そろばんにシールが増えてくると嬉しく、子どもはまた次の級をがんばろう!となります。
賞状をもらえる機会って意外に少なくないですか?
確実にみんながもらえる賞状ではなく、テストを通過してもらえる賞状は別格ですよ。
綺麗な大きな賞状に自分の名前が書かれているというのは、とっても嬉しいようです。
その賞状を部屋に貼ってあげると、また次へのモチベーションに繋がります!
「級が進めば」の話かもしれませんが、進めば桁数も多くなり、時間内での「スピード、正確性、記憶」が求められるので、当然「集中力」が身に付きます。
というか集中力がなければいい点数はとれません。
右脳と左脳が鍛えられる
そろばんは、計算以外の目に見えない効果が大きいです。
習い事はむしろ目に見えない効果が大事です。
本来計算は主に左脳しか使わないらしいのですが
そろばんで計算すると、左脳と共に右脳も同時に活発に使うことになります。
鍛えにくい「右脳の活性化」に役に立つことが日本・アメリカ・ヨーロッパの大学、脳トレで有名な川島教授の研究などで証明されています。
幼児が行う簡単な計算の場合でも左右脳が働き、難しい計算になるにつれて、左右脳がより活発になるそうです。
重要なのは「一般知能」です。
さまざまな知的作業に共通して使われる大切な知能です。
欧米での多数の研究で、子供での学力や成人での社会的成功と密接に関係することが分かっていて、そろばんは、このことに大きくかかわっていることは間違いないそうです。
そろばん経験者は4桁×4桁とか、6桁÷3桁位なら普通に暗算できるようです。
経験者でなければ、無理!!と思いますよね。
そろばんのイメージが浮かんで計算できるんだとか。すごい…!
これってたとえば公文や学習塾では身に着けることが難しいです。
あと右脳は記憶力をつかさどっています。
活性化されると、覚えるもの英単語、英文法、古文単語、歴史などにも有利ですよね。
思考能力が発達してくる前の段階で右脳を鍛えることができる、それがそろばんです。
ただ、そろばんをやっても7級とか5級くらいでやめてしまうようだと、脳にはいいかもしれませんが、計算力と言う意味ではあまり期待できないです(せめて珠算2級、暗算2級位までいかないと)
なので、くじけそうになっても、励まして一緒に頑張って続けることをおススメ致します。
自信がつく(得意なものになる)
突然ですが、ひとつ質問をお子さんにしてみてください。
「あなたが自慢できることってなに?得意なものはなに?」
いくつも答えられたり、自信満々にひとつのことを答えられますか?
考えたまま黙ったりするお子さんもいますよね。
大丈夫です、後者のお子さんのが多いので。
幼いということもありうまく答えられなかったりする場合もあります。
ただ、幼い時こそこういう「他人に自慢できて、得意だといえること」を明確にしてあげましょう。
なんだっていいんです。
「電車の名前が全部わかるよ!」
「お笑い芸人の真似が得意だよ!」
「自転車に乗るのが好き!」
「お友達をつくるのが得意!」
本当に、なんでもいいんです。
勉強じゃなくって、スポーツでもなくていいんです。
得意なことと好きなことはたくさんあったほうがいいです。
自己肯定感を育てることにつながります。
その中にそろばんという選択肢もあるということです。
そろばんって、マイナーなイメージもあるので学校の教室でやっている子は少数です。
その中でそろばん・暗算が得意なことは、本人の大きな自信につながります。
私事ですが、息子も得意なことの中にそろばんを入れています。
「お母さん、そろばん教えてあげようか?」
など、得意に言っていますよ。
そして、教えてもらっています(*^。^*)
度胸がつく
繰り返しになっていますが、そろばんは集中力がとにかくつきます。
と同時に度胸もつくんです。なぜか?
テストの際に「時間とのプレッシャーと闘う」、これが一番大きいです。
度胸がないと、時間が少なくなってくると焦って焦って焦りまくります。
もちろん、そんなときのテスト結果はボロボロですよね。
度胸というか、冷静になる気持ちとも言えますね。
時間が近づいていても、落ち着いて冷静になる必要があります。
焦ると集中力もなくなりますし、冷静にもなれません。
プレッシャーに勝たなければテストは通過できないのです。
その経験が大事!
幼い時からこの経験をしていることで、大人になっても冷静に正確に判断できます。
受験なんて、この度胸が左右しますよね。
息子に関して言えば、まだまだ度胸は足りないです。
時間を気にさせ過ぎてしまったことがあって、結果がボロボロな時期がありました。
なので、「時間は気にしなくていいから落ち着いてしなさい」と助言したら合格、なんてこともありました。
級が上がってくるとここらへんの度胸が結果を左右しそうです。
厳しいようですが、そろばんは「速度・正確さ」が結果を左右します。
そろばんのデメリット
メリットをたくさんご紹介しました。
ただ、メリットだけだと足りないので、これからデメリットもお話ししていきます。
あとどうしてもモチベーションが下がってくることもあります。
その際の対処法はこちらです
~1年間習わせて感じるデメリット~
◆教室によって進度や力の差がでる
◆幼いうちは親のフォローが必要
◆消しゴムつかわない
◆継続していないと衰える
教室によって進度や力の差がでる
これは習い事全般に言えることかもしれないです。
私が経験者ではなかったので、近場のそろばん塾を体験教室にいって、そのまま入塾したような形になりました。
1年生だったこともあり、近場が1番と思って決めました。
ただ、現在通っている塾は週に1回なんです。
そろばんは週に2~3回程度行くのがわりと一般的のようです。
週に1回、週に3回、行くのとどちらが進むか、といったらもちろん週3回ですよね。
最初の2回行かせた時点で、「遅いな」と感じました。
これは自宅学習が必須だと感じ、私もそろばんを教科書見て覚えました。
そして、子どもに教えました。
教室の先生には自宅でそろばんを取り組んでいるから、進度がすごくはやい!と褒められましたが、これは当然です。
週3回やっているところだったら、私は家で教えることはしなかったと思います。
そろばんは反復練習なので、習っても1週間したら忘れてしまいます。
教室内では進度は早いのですが、週3の教室に比べたら普通です。
幼いうちは親のフォローが必要
これは上の理由と繋がりますが、最初はフォローなくては継続は難しいのかなと。
週3回行っていたとしても課題は出ますし、その課題を取り組む時間はなかなか自分からは作らないですよね。
かといって、「そろばんやりなさい!」ではやる気はゼロですよね、やりません。
私は自分も教科書で勉強していたこともあり、
「ねえ、これってどうやるのかな?おしえてくれる?」
「これできたら凄いなあ。」
等、おだて作戦にでました。
これでうまく誘導してそろばんの時間を作りました。
そろばんの自宅学習時間を作るだけではなく、九九も教えて掛け算・割り算も教えました。
1年生なので九九も掛け算・割り算も知りませんよね。
早期教育するつもりでもなかったのですが、計算に関しては早期勉強することになりました。
教室からは「九九は早めに教えておいてください」とは言われました。
これは覚えておいて損はないのかな、って今は感じます。
◆消しゴムつかわない
消しゴムはそろばんで使いません。
間違ってしまった場合、斜線で消します。
理由は「時間の無駄」だからです。
合理的ですよね!
ただ、この「消しゴムを使わない」習慣に慣れてしまったため、学校でも斜線を引いて計算直したりすることが今でもたまにあります。
消したとしても、かなりテキトーに消しているので、なんか汚いというか。
学校のテストでは、キレイに決して書き直すんだよ、って教えています…
継続していないと衰える
これもそろばん以外にも言えることですね。
継続していないと衰えます、確実に。
毎日、少なくとも2日に1回はそろばんをしていますが、長期旅行やイベントがある日はしないですよね。
そうなると、タイムが伸びたり、正解率に影響してきます。
そろばん経験者の友達(3級)に聞くと、もう昔のようにはできない。
と言っていました。
そろばんの先生は
「難易度が上がると簡単には級が上がれないから脱落してしまう子がいる」
とおっしゃっていました。
「だから基礎を地道にコツコツとさせたい」のだそうです。
級を上がることに囚われてしまうと、それも危険なんですね。
コツコツ地道に継続、が大事です。
さいごに
さて、いかがでしたか?
メリット・デメリットあげてみました。
習い事に関しては本人がやる気をもって継続をすることが大事ですよね。
その中でもそろばんは頭の体操や、精神的にも成長できる伝統ある習い事です。
右脳左脳、どちらも鍛えられることって、なかなかないですよね。
子どものスポンジのような吸収しやすい時期に、ぜひおススメしたい習い事です。
親のフォローがあった方がいいですが、教室にお任せしているだけの方も多いですし、忙しい方にもおススメですよ。
私も初期しか一緒に勉強はしていないです、今はタイムキーパーとして一緒にやっている程度です。
理由は難易度が上がって私の理解力より、子どもの理解力が高くなったためです。
こどもの理解力ってすごいですよね、大人はかないません。
メキメキと成長していく様子は親にとっても楽しいものですよ!