未熟児の育児のコツってあるの?【実体験に基づくおススメの方法】
早産になる過程は人それぞれ違うけど、悩みは共通していることが多いです。
・早産の場合、育児はどうなるんだろう…
・大変なのかな…
・赤ちゃん小さいけど大丈夫かな…
ママやパパのメンタル面と赤ちゃんの成長面、この2点です。
普段は人の精神面を支える仕事をしている私。
そんな私も、当時は精神的にもろくなっていました。
ちょっとしたことで涙を流したり、ふさぎ込む…
周りに当たってしまったり、不安がいつもある期間がありました。
息子を産んでから育休中、私は育児日記をつけてて。
当時を振り返りながら、未熟児育児をどのようにしていったのか。
そんな経験を活かして、不安に思っている方のお役にたてれば嬉しいです!
結論としては、「周りと比べないこと」
これが一番の不安や心配を取り除く方法です。
その比べないことを細かく深堀してお話ししますね。
もちろん実体験からくるお話です。
未熟児の育児のコツってあるの?【比べないこと】
私もそうでした。
主に不安なこと、を取り上げて、どうそれを克服していったか、をお話ししていきますね。
主観ですが、いち体験談として…
正期産の赤ちゃんでも不安なことってありますよね、共通点もあります。
正期産のママさんも、どうぞご覧くださいね。
未熟児は小さくて、成長もゆっくりなことを自覚する
未熟児育児で不安だったこと。それは…
身長体重といった身体的な面、歩く話すといった発達面の2点でした。
これは当然なんです。極・低出生体重児はやはり正期産の赤ちゃんと比べると体重の増加比も低いです。
発達面でも息子がお座りしたのは9か月だったし、はじめて歩いたのは1才5か月でした。
体重も身長も修正月齢(本来の誕生日から数える月齢)でみても平均曲線の下の方でした。
でも、これは「小学校上がるくらいまでには追いつく」と私は発達外来の主治医から言われました。
たまに、
「ちょっと早め(37週以降)で2500g未満で生まれたけど大丈夫かな???」
「正期産だけど、体重が2000gしかない…」
マウントとっているわけではなく(笑)、本当にそうなんです。
赤ちゃんは体重も成長の目安にしているけど、
実は一番大事なのは週数。
正期産(37週~)であれば、体が出来上がっているので大丈夫と一般的には言われてます。
生まれた時が2000gでも、4000gでも、しばらくすれば大した差はなくなりますよね?
早産児も同じことが言えます。数年後には追いつきます!
今8才ですが、平均値からみると
「体重はやや軽めの身長はやや高め」そんな成長をしている息子です。
とはいえ当時の私は、
「体重や身長の成長に敏感になってしまう…」
「まわりの子と比べて不安になってしまう…」
といった様子…
でもね、小さいのを大きく突然はできないですよね。
歩くのだって、1才だから歩かなくちゃいけないわけじゃないよね?
担当の先生からは助言いただいて、定期的な検診もうけていたので
あとは、自分の気持ちを変えることが必要でした。
信頼する人をつくる【発達外来の先生や近所の小児科さん】
未熟児は退院後もフォローアップ外来といって、定期的に病院にいきます。
その頻度は赤ちゃんによって違って、我が家は最終的に2歳前まで通っていました。
早産でなくても初めてだらけの子育て。
みんな分からないことだらけですよね。
私は主治医の先生から、最初にこう言われました。
「あなたはあなたの子育てをしなさい。早産ということをハンデとして捉えるのではなくて、彼の個性としてみてほしい」
この一言で救われたの。
ハンデとして捉えて後ろ向きになっていた私の精神面。
先生との出会いが私を、前向きなマイペースの子育てする基盤を作ったし、めっちゃめちゃ尊敬しています。恩人ですね。
先生とのやりとりや、早産に関しての記事はこちらにあるので、よければ…
私みたいに主治医の先生でもいいですし、近所の小児科の先生でもいいです。
発達や早産に関して詳しい先生の意見を参考にしてください。
そういった先生方は押し付けることはまずしないです。
あなたの話を聞いてきちんとアドバイスしてくれます。
とはいっても、生活していると周りの人と接さないことって難しいですよね。
そこで私がとった行動はこんなことでした↓
未熟児の育児はマイペースでいこう
なぜか。
担当の先生から「マイペースな子育て」を勧められたからです。
母子手帳の成長曲線平均をたまにしかみない
体重を量るのも、必要最低限。
ただ、母乳をどれくらい飲んだかとか、回数や、離乳食の記録はつけていましたよ。
「減ってなければ大丈夫」
そう聞いていたので、神経質にならないようにしました。
そしてたまに量ったら【修正月齢】で成長曲線をみます。
それだけ。母子手帳にチェックして、おしまい。
育児書や育児雑誌は極力よまない
赤ちゃんの病気についての本や、離乳食の本は買ってました。
情報が多いとそれだけ分からなくなってしまうし、どうしたって比べてしまいます。
それを自らシャットダウンし、専門家からのアドバイスと自分の決めた子育てルールを大事に。
※特に今は情報があふれかえっているから、本じゃなくてもスマホでず~と調べたりするのはおススメしません。
そうするとことで、落ち込むこともなくなってすごく楽観視できるようになりました!
それでも悩むときは、フォローアップ外来で先生の面談で解消♪
マイペースでお出かけ
「市の赤ちゃんスペースや、近所の保育園に遊びに行く」
数える程度しかしませんでした。
といっても、ひきこもりではなく、公園に行ったりお出かけしたり、マイペースでお出かけを楽しむ感じ。
無理のないお付き合い、これは育児以外にもいえることですね。
未熟児の育児のコツ【まとめ】
◆比べない育児
◆頼れる専門家に相談する
◆周りに流されないで自分の育児をする
自然と周りと比べてしまう環境をなくした私。
信頼できる先生とのやり取りで、息子にあった育児をしていきました。
情報を見なくなったり、他の赤ちゃんと比べなくなると、とっても気持ちが楽になりましたよ。
「うん、この子はこの子。きちんと育っているから気にしなくていい」
気付かぬうちに成長曲線は追いつき、今はよくいる元気な小学生男子に成長しました。
フォローアップ外来は2歳前に終えることになりました。
先生が最後の日、私に質問したんです。
「あなたはどう?なにか不安はある?」
「ないです。もう大丈夫!」
その言葉が先生にとって最後の外来と決めた瞬間だったそう。
「あなたが大丈夫なら、もう私のところには来なくて平気ね。でも迷ったらいつでも相談にきてね。」
子どものことを診ていた先生は、実は最終的には私たち親の精神面を気にしていてくれたことを知りました。
身体的な成長の遅れ、発達の具合。
親であれば、未熟児でなくとも気になるところ。
でもね、
育っていく過程で成長とは別の不安は出てきますよね。
学校にいくようになると、友達関係やお勉強。
進路や反抗期やら、その他今よりもっと悩んで考えるのかも。
でも、
「元気に成長している。それだけで有難いこと」
産まれた時の感動は忘れられないですよね。
当時を振り返れば、その時の悩みって結構解消されていきませんか?
日々、そう思って育児するようにしています。
この記事が今悩んでいるあなたのお役に立てていれば嬉しいです♪
※未熟児を育てるうえで、たくさん悩んだし辛い思いもたくさんしました。それについてはまた別記事でお話していくつもりです。
\\ポチっと応援に感謝♪//