【男の子と女の子の育て方】やる気スイッチが違った!それぞれの攻略法
「男女の育て方ってちがうの?」
「どうやって育てればいいの?」
「一緒の育て方でいいの?」
現在子育て中の方はもちろん、これから子育てをする方も気になるテーマのひとつですよね。
子育てをしていて、迷ったり悩んだりするのは当然で、その中のひとつとして男女のちがいですよね。
結論から言いますと、男女の育て方は違います!
当然でしょ、って感じますよね。
当然なんですけど、ちょっとだけ読んでみてください。
新たな発見がありますよ。
結論から言ってしまいましょう。ずばり…
「男の子はおだてて育てる」
「女の子は手本を示して育てる」
なぜなのかはこれからお話していきます。
1番の違いは、脳の仕組みが根本から異なるからです。
脳の仕組みや、それぞれの性質をちょっと理解するだけで心が楽になります。
脳の仕組みと、男女の違い、それぞれのおススメの育て方をご紹介していきます。
男の子と女の子の根本的な違いは?
男の子と女の子とでは、脳の成長がちがいます。
そのうえ、同じことを考えるときに使われる脳の部位も異なります。
これを踏まえると、それぞれの育て方が見えてきます。
「男の子よりも女の子のほうが発達が早い」
と一度は耳にしたことがありますよね?
あれは正しくは発達の順序が違うということです。
男の子と女の子では、脳の異なる部位が異なる順序で発達します。
◆言語や細かい手先の能力をつかさどる脳の部位は、女の子のほうが男の子よりも6年ほど早く成熟。
◆標的認識や空間記憶をつかさどる部位は、男の子のほうが女の子よりも4年ほど早く早熟します。
女の子のほうがませていたり、文字の読み書きを覚えるのが早いのはそのためなんです。
男の子は数字が得意。地図が読める
よく男性のほうが地図を見る力があると言われていますよね。
車の車庫入れや運転も、男性のほうが得意だったりします。
この理由は、男性と女性とでは、空間認知に使われる脳の部位が異なるからです。
すこし小難しい話になってしまうのですが、簡単にご説明します。
例えば迷路の問題を解くとき、女性は大脳皮質を使います。
人間は話す、理解するといった外界との相互作用の大半に大脳皮質が使われます。
一方男性は、空間認知のときに大脳皮質は使いません。
使われるのは、空間移動の機能を持つ海馬。
男の子はこの海馬を使って、数学の問題を解くといいます。
だから男の子は、数学そのものにわりとすんなりなじめるのです。
「数学苦手な男子や、数学大好きな理系女子もいますよね?」
という意見があると思います。はい、その通りですね。
おそらく、数字にたいするアプローチの違いと考えられています。
ここでお伝えしたいのは、潜在的に得意不得意があるということなのです。
男の子は『動詞』を、女の子は『名詞』を描く
ちょっとここでお絵描きを例にだします。
女の子が描く絵
◆人物であったり動物や花や木を好む
◆左右対称に、見るもののほうを向いた形のものが多い傾向
◆赤や緑など暖かみのある色を何色も使用
男の子の描く絵
◆標的にぶつかろうとするロケットや車、などの動きのあるものが多い
◆遠く離れた視点から第三者的に見る絵が多い傾向にあります。
◆青やグレーや黒といった冷たい色を好む
いかがですか?
女性である母親や幼稚園の先生から見ると、女の子の描く絵のほうが、子どもが描く絵としては正しいというか、褒められることが多いのではないでしょうか。
ズバリのダメ出しをしなくても、
「もう少し色を使ったほうがいいかもね」
「人や花を増やしたらどう?」
とやんわりとした言い方でも、子どものほうは自分の絵がいいと思われてないことを察するのだそうです。
色を多く使えばいい、華やかな絵を描くほうが心が豊かになる、というのは古臭い固定概念でしかありません。
女の子に見える世界と、男の子に見える世界は違います。
それを理解して、固定概念を押しつけないことが大切です。
男の子と女の子とで同じ育て方をしてはいけない
断言してしまいましたが、本当にそうなんです。
むしろこれがわかっているだけで、イライラしたり悩んだりすることが確実に減ります。
やる気スイッチがどこで入るのか理解する
そう、やる気スイッチさえいれてしまえば、こちらのもんです。
冒頭でもお伝えしていますが、もう一度。
男の子は「おだてて育てる」ことが基本
女の子は「手本やルールを提示してあげる」
これは覚えておいてください。
特に男の子は幼児だけではなく、大人に対しても同じです。
男性を動かすルールはこれだけです。
というのは、男の子は根が単純です。
「よくできたね!」
「すごい!かっこいい!」
「頼りになるね」
と褒められ、おだてられると嬉しくなって、やる気スイッチがはいります。
これ、女性ならば実感される機会多くないですか?
こどもだけではなく、パートナーや恋人、お父さん、会社の上司後輩、なんにでも応用できちゃうんです!
お母さんが男の子に手を焼いてしまうのは、女の子を扱うように男の子を育てようとするからです。
では、女の子の育て方をみてみましょう。
女の子は親(特に母親)が「手本やルールを提示してあげる」のが基本です。
女の子は男の子よりも人への関心が強く、人を観察する力が鋭いのです。
一般的に普段一緒にいる人はお母さんが多いですよね。
赤ちゃんの時から一緒にいて、手本となるのはお母さんです。
お母さんと信頼関係を築き、人生の先輩としてふるまい、礼儀やコミュニケーションの手本を示してあげます。
そうすると、その通りにマネをします。
女の子は、「ルールや調和をもたらす決まりごと」を好む傾向にあるので、
手本を示す→マネさせる→努力を褒める
を繰り返していくと、しつけや勉強、習い事もどんどん成長していきます。
男の子は常識やルールを破るのは当然
女の子に接するようにお母さんが手本やルールを示しても、男の子はマネするどころか、反対のことをしたり、まったく無視したりします。
実は男の子は方にはめられること、命令されること、手出し口出しされることが嫌なんです。
「自分でやりたい‼」
「人とちがうことをしてみたい‼」
という欲求が女の子に比べると何倍も強いです。
なので、「あーしなさい」「こうしなさい」「そんなことはしない」等、命令で動かそうとしても無駄です。
ではどうすればいいのか。
男の子を動かすには、さきほどご説明したやる気スイッチを利用して、「褒められたい心理」をくすぐってみましょう。
具体的には、
「困ったなあ。〇〇くん、ママを助けてくれる?」
「ママを守ってくれる?」
「ママと一緒にかんがえてくれる?」
と頼ってみてください。
こちらの要望を守ってくれたり、かなえてくれた時にはおもいっきり褒めましょう‼
「やっぱり、〇〇くんにお願いしてよかった‼」
「カッコいいね‼」
と言われたら、もっと頑張ろうとしてくれるのが男の子です。
また、男の子は女の子よりも、「競争心が強い」という特徴もあります。
なので、この心理もくすぐってみましょう。
「〇〇しなさい‼」はダメです。
そうではなく、「競争しよう!ママと!」といえば、たいていの男の子は乗ってきます。
片付け、勉強、運動、習い事、競争心をあおってみましょう!
番外編 男の子へ言ってはいけないことば
・自尊心を傷つけることば
・ケナシことば
・比較ことば
の3つです。
人前できつく叱ったり、
「下手だね」「遅いね」とケナシたり、
兄弟姉妹と比べて、「なんでお姉ちゃんはできるのにあなたはできないの‼」などと、絶対言ってはいけません!!
幼児でも大人でも共通することですが、男性はプライドが高い生き物です。
なので、傷つけられると本当に言ったとおりにダメになってしまうという、「ガラスハート」の持っています。
「男の子はおだてて育てる」という原則を守れば間違いありません。
きっと、一生懸命なやさしい男性にそだってくれます。
まとめ
途中脳の作り方の違い等、小難しい話が登場してしまいましたが、簡単に言うと脳みそが男女でちがうよ、ということです。
男の子と女の子のやる気スイッチの入れ方はそれぞれで違うから、それぞれの特徴をおさえて、やる気スイッチを押してみましょう。
すこしは気が楽になったのではないでしょうか?
楽しく、自分らしく子育てをするのは大前提ですが、こうした脳みその違いや特性を理解しておくと、ちょっとしたときに役立ちますよ(^_-)-☆